宇陀市は生徒の減少や現学校給食センターの老朽化を踏まえ、HACCPの概念を取入れた衛生管理の下で、アレルギー対応を含めた学校給食の質の向上を図り、安全・安心・安定を実現できる2000食(幼稚園2園、小学校6校、中学校4校)を受配する新しい給食センターを建設しました。
敷地は廃校となった旧野依小学校跡地で、健全であったランチルーム・特別教室棟を残し、給食センターの一部として活用する計画で野依小学校の記憶を残しています。
新しい給食棟は、外壁のテクスチャーや色彩に変化を付け圧迫感のない給食センターとしての清潔感と、旧校舎は田園風景の豊かな緑に映える明るい色調で親しみを感じるデザインで、宇陀のみんなの給食センターとしてシンボリックな存在となっています。
所在地:奈良県宇陀市
主な用途:給食センター
構造:S造
階数:地上2階
延床面積:1,850㎡