当中学校は建物の老朽化と併せ、敷地西側の一部に京都第二外環状道路を設置する計画に伴い全面建替えとなりました。
限られた敷地の有効活用と共に、学習空間の充実、環境との調和、防災の拠点という3つの要素が合理的に統合された施設とするための工夫を行いました。
普通教室は廊下側の風通しにも配慮し全室南面採光とし、プールを特別教室棟屋上に設置してグラウンドの有効利用を図ると共に、教室間の移動がスムーズに行えるよう動線を極力短くした平面構成としています。
外観は日射対策としての袖壁や遮光庇の設置による彫りの深いデザインとし、柱型や庇下への木目調横ルーバーの採用によって外観に変化を持たせると共に木目の持つ温もりを表現しています。
京都府:乙訓郡大山崎町
主な用途:中学校
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上4階
延床面積:6,529m2