意匠設計は兵庫県営繕課によるもので、当社は構造と設備を担当しました。西はりま天文台は、一般に公開されている天文台としては世界最大級の2m望遠鏡を持っています。望遠鏡設置に関連する構造や設備上の技術的なソリューションがこの設計のテーマでした。
世界最大級の望遠鏡は、高倍率で観測するため望遠鏡のわずかな振動が観測に支障をきたします。望遠鏡を支えるピラーと建物を完全に切り離し、かつピラーの固有振動数を4Hz以下とするなどの性能が要求されました。望遠鏡製作者との協働により無事設計を終了しました。
主な用途:天文台
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上3階
建築面積:637m2
延床面積:1,146m2