この施設は、円形の文化ホールと流れるような平面形を持った図書館が形熊的な特徴のホール機能・図書館機能・公民館機能の3つの機能を持つ生涯学習施設です。
ふれあいホールは、シンボリックな中央のドームと周辺を覆う透明の皮膜のそれぞれを、「集い・ふれあう場所」に相応しい求心性と開放感を与えることを意図してデザインしました。また、ホワイエ、図書館、交流(エントランス)ホールなど昼間利用の特に多い空間には、自然光をふんだんに採り入れ、照明効率を高めています。
ホールは、昇降床と収納椅子の組み合わせにより最大601席の収容能力があり、12種類の使用形態を可能としました。また、舞台についてもプロセニアム型式、張り出し舞台型式のいずれも可能とし、舞台を使わない場合は、プロセニアムを移動し、反射板を移動することにより完全な円形の壁とすることができます。また、公民館施設では、視聴覚教室・茶室・陶芸室・美術室・各種会議室等があり、さまざまな文化活動事業に活用できます。そして、5万4千冊の収蔵能力をもつ図書館では、学習ニーズに対応した広範な情報を提供すると共に、学習室・AV室・対面朗読室等を備え、利用者の自主的な学習を支援しています。
文化とふれあいを紡ぐ複合文化施設としての存在価値が地域の方々に広く認識されることにより、まちの文化水準をさらに高めることができるような生涯学習施設です。
主な用途:文化ホール・図書館・公民館
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上3階
延床面積:5,275m2