本建物は、市内に散在していた4種の障害者施設(就労支援・相談・地域活動支援・介護事業所)を集約し、総合的な支援センターとして計画され、更に一般利用を前提とした会議・多目的室を合わせた5つの機能を持っています。計画に際しては、各機能がほどよい関係性を維持し、複合化することによるサービス・利便性の向上や、活動・運営の連携・交流を生み出すことを目指しました。
「やわらかさ・やさしさ」を重視した内外部仕上材の選定を行い、エントランス周りのコンクリートは杉本実型枠とし、RCながら、暖かみを出しました。ユニバーサルデザインにも配慮している一方で、自然換気システム・Low-Eガラス・太陽光発電・雨水再利用等の設備を採用し、環境に対しても十分な配慮を行っています。さらに、地域の災害対策として、建物の耐震安全性の向上を図る他、雨水貯留槽(1000t)・自家発電・マンホールトイレ等の設置もしています。
主な用途:障害者支援施設
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地下1階 地上4階
延床面積:4,098m2